SECTION 1: 分岐した世紀
U.C.0079、たった一つの事象が宇宙世紀の歴史を永遠に書き換えた。
歴史の分岐点
正史:U.C.0079 サイド7
アムロ・レイ、RX-78-2に搭乗
GQuuuuuuX史:U.C.0079 サイド7
シャア・アズナブル、RX-78-2を鹵獲
「赤いガンダム」の誕生
シャア・アズナブルがガンダムを手にした瞬間、連邦の希望はジオンの最強の矛へと変貌した。後の「gMS-α 赤いガンダム」は一年戦争のパワーバランスを根底から覆し、ジオン公国に勝利をもたらす。しかし、その勝利の瞬間にシャアは謎の現象「ゼクノヴァ」と共に消失。これが全ての始まりだった。
SECTION 2: U.C.0085 - 不穏な平和
戦争は終わった。だが、勝者であるジオン内部では新たな「冷戦」が始まっていた。
ジオン公国 権力構造 (推定)
総帥ギレンを支持する強硬派と、月面都市グラナダを拠点とするキシリア派が、水面下で激しい権力闘争を繰り広げていた。
歴史改変による主要人物への影響
正史では戦死したキシリア・ザビとシャリア・ブルの生存が、新たな政治力学と物語の複雑さを生み出している。
SECTION 3: 陰謀の連鎖
若者たちの決闘ごっこは終わりを告げ、物語は多元宇宙の謎と政治的謀略が渦巻く全面戦争へと突入する。
第7話: トリオの崩壊
クランバトルが本物のテロに繋がり、シュウジはゼクノヴァで消滅。マチュ、ニャアン、シュウジの関係は暴力的に引き裂かれる。
第9話: シャロンの薔薇
地球に降下したマチュは、海底に沈む謎のMA「シャロンの薔薇」を発見。それは別宇宙から来た「エルメス」だった。
第10話: ジオン内戦勃発
キシリアが兄ギレンを暗殺。超兵器イオマグヌッソでギレン派艦隊を消滅させ、ジオンは全面内戦に突入する。
第11話: 世界の真実
全ての謎が解き明かされる。シャア、シュウジ、そしてゼクノヴァの真相。最後の敵として「白いガンダム」が出現する。
第12話: 輪廻の破壊
新世代を象徴するGQuuuuuuXが、過去の遺産である白いガンダムを破壊。悲劇の連鎖は断ち切られ、新たな未来が示される。
SECTION 4: 核心の謎 - ゼクノヴァのメカニズム
シャアを消し、世界を揺るがした超常現象。その正体は、異なる宇宙を繋ぐ禁断の共鳴だった。
gMS-α 赤いガンダム
アルファ型サイコミュ搭載
シャロンの薔薇 (エルメス)
【別宇宙の】アルファ型サイコミュ搭載
ZEKNOVA (ゼクノヴァ)
時空を歪め、異なる宇宙を繋ぐゲートウェイ現象を発生させる
本来、同じ宇宙に存在するはずのない二つの「アルファ型サイコミュ」が共鳴した時、ゼクノヴァは発生する。シャアの失踪も、イオマグヌッソによる大破壊も、全てはこの原理に基づいていた。物語の核心は、この宇宙の理を超えた現象を巡る争いだったのだ。
SECTION 5: 新世代 vs 遺産
最終決戦は単なるMS戦ではない。過去の悲劇的運命に、新世代が「意志」の力で挑む思想闘争だった。
最終対立の構造
物語は、単純な善悪の対立ではない。政治的、個人的、そして形而上学的な動機が複雑に絡み合い、最終決戦へと収束していく。
遺産の象徴
RX-78-2
白いガンダム
新世代の意志
gMS-Ω
GQUUUUUUX
最終的な敵は、ガンダムシリーズの象徴そのものである「白いガンダム」だった。これを撃破する行為は、新世代の主人公マチュが、繰り返される悲劇の運命(遺産)を自らの意志で断ち切り、新たな物語を創造するという、本作の核心的テーマを象徴している。
APPENDIX: 主要モビルスーツデータ
型式番号 | 名称 | 主なパイロット | 役割・重要性 |
---|---|---|---|
gMS-Ω | GQuuuuuuX | マチュ, ニャアン | 新世代と自己決定の意志を象徴する主役機。 |
gMS-α | 赤いガンダム | シャア, シュウジ | 歴史改変の引き金であり、ゼクノヴァの原因。 |
RX-78-2 | 白いガンダム | シュウジ | 乗り越えるべき「過去の遺産」の化身。最終ボス。 |
不明 | シャロンの薔薇 | ララァ・スン (意識) | 別宇宙のエルメス。全ての物語の根幹をなす謎。 |